6月に入り、各市町村から「特定健診」や「すこやか健診」の受診券が届いた方も多いのではないでしょうか。「去年も受けなかったし……」と後回しにしてしまいがちですが、自覚症状のない生活習慣病を早期に見つけるうえで、年に一度の健診はとても大切な機会です。今回は、健診を上手に活用するためのポイントをご紹介します。
特定健診・すこやか健診とは?
特定健診(特定健康診査)は、40〜74歳の国民健康保険・被用者保険加入者を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関連した生活習慣病のリスクを調べる健診です。腹囲・血圧・血糖・脂質などを測定し、必要に応じて特定保健指導(生活改善のサポート)が受けられます。
すこやか健診は岐阜県が推進する健康づくりの取り組みで、生活習慣病の早期発見・早期治療による重症化の予防、治療の継続とフレイルの早期発見・予防を目的としています。揖斐川町をはじめ揖斐郡内の各市町村でも、6〜7月を中心に集団健診や医療機関での個別健診が実施されています。
なぜ生活習慣病は「健診」で見つけるのが大切なの?
高血圧・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病は、ある程度進行するまで自覚症状がほとんどありません。そのため「体調が悪くないから大丈夫」と感じていても、血管や臓器への負担はじわじわと蓄積していることがあります。
これらの病気が長期間放置されると、心筋梗塞・脳卒中・慢性腎臓病などの深刻な合併症につながるリスクが高まります。健診の数値で異常を早期に発見し、生活習慣の見直しや適切な治療を始めることが、将来の大病を防ぐ近道です。
当院には循環器専門医・総合内科専門医・糖尿病専門医が在籍しており、エコーや、CT などの検査設備を整えています。健診結果で気になる項目があった場合も、受診当日に詳しい検査が可能ですので、「要精密検査」と言われても一人で悩まないでください。
健診をより活かすための日常の心がけ
健診は「受けて終わり」ではなく、結果を日々の生活に活かすことが大切です。以下のポイントを意識してみましょう。
- 食事:塩分・糖分・脂肪の摂り過ぎを控え、野菜・海藻・魚を意識して取り入れる
- 運動:1日30分程度のウォーキングなど、無理のない有酸素運動を習慣に
- 睡眠・休養:質の良い睡眠は血圧や血糖のコントロールにも影響します
- 禁煙:喫煙は血管を傷つける大きなリスク因子。禁煙外来の活用もご検討ください
- 体重管理:少しの減量でも血圧・血糖・脂質の数値改善に効果があるとされています
また、梅雨の時期は高温多湿が続くため、蒸れた足元が気になる方も増えてきます。足の指の間や爪のまわりが白くふやけたり、かゆみが続いたりする場合は水虫(白癬=はくせん、皮膚糸状菌による感染症)の可能性があります。市販薬で対処しても改善しない場合や、繰り返す場合は皮膚科への受診をおすすめします。当院では皮膚科も診療しておりますので、健診のついでにご相談いただくことも可能です。(皮膚科専門医の診療は月曜午後・金曜午前のみとなります。)
受診の目安とご相談について
健診結果で「要再検査」「要精密検査」と記載があった場合は、症状がなくてもできるだけ早めの受診をお勧めします。また、健診の機会に「最近疲れやすい」「動悸がする」「足がむくむ」といった日ごろの気になる症状もぜひ一緒にご相談ください。
ファミリークリニックやひろでは、特定健診・すこやか健診の結果をもとにした二次検査や生活習慣病の診療を行っています。大垣市・本巣市・神戸町など近隣からも多くの方にお越しいただいています。健診受診後のご相談はもちろん、健診をまだ受けていない方のご質問も、お気軽に当院までご連絡ください。